セミナーを開催したときの質問タイムや、個別に申し込み頂いた相談(個別相談)にて質問を受けていますが、
その中で、
「自分の専門分野を設定しようとしています。品質管理は需要があるように思うのですが、どう思いますか?」
というような質問を頂いたことがあります。
そして、しばしば、これに類似する質問を頂くことがあります。
重要かつ基本事項なので、ここで私の回答をシェアしたいと思います。
この質問への私の回答ですが、
「たしかに品質管理は需要はあると思います。
しかし、その分、競合が多いことになります。
品質管理という広い範囲の中で、自分が勝てるポジションを見つけて下さい。
また、その範囲を狭くすれば自分が勝てる確率が高まりますが、一方で需要が減ります。
自分が勝てて、かつ、需要がそこそこあるポジションを見つけることが重要です。」
となります。
これについては書籍「技術コンサルタントとして独立開業して年間1000万円稼ぐ方法」にも書きました。
具体的には書籍のP30に、
「交通事故の専門弁護士」よりも「自転車の交通事故の専門弁護士」の方が
競合も少なくなるため、後者の方が仕事を獲得できる可能性もあることを記載しました。
また、P31には「自分が競合他者に勝てて、かつ、需要者がある程度いる「ちょうど良い範囲」を見つけ、これを自分の専門分野に設定すべき」ということを書きました。
このような専門分野の設定は極めて重要で、これを間違うと他の全てがうまくいかなくなります。
例えば苦労してセミナー講師をやったとしても、専門分野の設定が間違っていれば、全くの無駄になり、その後の仕事に結びつくことはありません。
「自分の専門分野の適切に設定すること」は極めて重要です。